事例で学ぶ介護の話   B-51



● 受講期間   ● 受講料  
2か月 12,600円

● ねらい  
介護する人の立場で考えてみる!
 2000年4月1日に施行された介護保険制度は、年々その利用者が増え、高齢者の介護を家族だけでなく社会全体で支える制度として定着してきました。
 しかしながら、依然として「介護は長男が、女性が行うものという観念」が強い地域があったり、「親の介護に専念しないことへの罪悪感」をもつ人も多く、その結果として介護疲れで健康を損ねてしまう人、介護のために仕事を辞める人が後をたたないのは残念なことです。
 本講座では、介護の現状や問題点、増え続ける認知症への正しい理解とケア、老いへの準備、介護保険制度について、また介護する人の体や心の健康について、事例をあげながら、やさしく解説していきます。
● 学習目標  
介護の現状を理解し、介護に対する心の準備をします。
制度を利用しながらの介護コーディネートをイメージします。
● 教材構成  
・テキスト1冊
・レポート回数:2回

No. 主 な 項 目
1 介護とは?
 1章 介護とは

  ・介護する羽目になったら困る?  ・転ばぬ先の杖
  ・どうして介護は大変?  ・親の介護は子どもの義務
  ・介護=ターミナルケア=マザーリング・ケア 他
 2章 老いるということ
  ・老いのイメージ  ・老化―お年寄りの生理機能の変化
  ・老いにともなう病気  ・認知症 他
 3章 介護する人の心得
  ・マザーリングの考え方  ・先送りしない人生選択を
  ・家族介護の限界を知る  ・相談しましょう
  ・「ノー」を言う勇気をもつこと 他
 4章 介護する人をケアする
  ・介護する人の視点にたつこと
  ・ケアする人を支えるケアプラン・具体的な手立て・配慮をすること 他
 5章 老いじたく
  ・老後の暮らし方  ・家財道具・物を整理する
  ・老後の住まいを自分で選ぶ  ・地域サービスを探す
  ・死ぬまで現役の心構えで  ・終末期・死の迎え方  ・死後のこと
2 家族に介護が必要になったら
 6章 誰にでもできる介護プロジェクト

  ・リーダーを決める  ・メンバーを決める
  ・プロジェクト進行その1〜4
 7章 介護保険制度を利用する
  ・介護保険制度の流れと見直しの方向性
  ・介護保険制度の利用手続き
  ・保険給付金の限度額  ・介護サービスの全体像 他
 8章 安全で快適な在宅介護のために
  ・安全で快適な生活空間をつくる
  ・生活をラクにする福祉用品・介護用品を取り入れる
  ・外出の楽しみをつくる
 9章 在宅介護のコツ
  ・在宅介護の流れ  ・在宅介護のコツ
 10章 働きながら介護をする
  ・働きながら介護の担い手となる人の増加  ・両立サポート制度
  ・ぶつかる壁  ・仕事と介護を両立させるために