具体例で学ぶ
技術開発力UP講座

(TRIZ、等価変換理論入門)
  I-94



● 受講期間   ● 受講料  
3か月 16,800円

● ねらい  
技術開発における思考力を強化する!!
 知的財産の質と量が企業の命運を決する時代となっています。企業においても、技術者個人においても、技術開発における創造力の一層の向上が切望されています。価値ある知財を生み出すのは、個人の頭脳から生み出される発想が原点です。
 創造性開発における世界の潮流は、アメリカ生まれのブレーンストーミング、ロシア生まれのTRIZ、日本生まれの等価変換理論(ET理論)があります。TRIZはアルトシューラーが特許の分析から発想したものであり、同時代、京都の市川亀久彌博士はファラデーなどの研究成果の分析からET理論を確立しました。
 本講座は、具体的な事例を取り上げながら、TRIZと主にET理論により、創造的発想のプロセスを学び、第一級の技術開発の思考力向上に役立つように工夫しています。
● 学習目標  
技術開発における思考力強化のため、TRIZとET理論適用事例から等価性、等価変換、ETフローチャートについて理解し、ETフローチャートを書けるようになること。
技術論を理解し、これを前提におきながら開発に取り掛かれること。
講座修了後、自己の職務上の技術課題をETフローチャートにて整理し、技術課題の本質抽出と、自己啓発テーマの努力目標を自ら発見できることを目標とします。
● 教材構成  
・テキスト1冊
・レポート回数:3回

No. 主 な 項 目
1 1章 TRIZの概要
 TRIZの誕生  TRIZの全体像  矛盾とその解決テクニック
 TRIZの思考法  現代のTRIZ(ソフトウェア)  問題定義
2章 TRIZの問題解決/応用事例
 問題解決への姿勢  問題1〜5
2 3章 等価変換理論について
 創造理論の系譜
 代表的な創造性の考え方「組み合わせ論」と「類推(アナロジー)論」
 画期的な開発の例と特徴  等価方程式とETフローチャート
4章 等価性について
 観点の確立  等価性の発見  アナロジー
 開発に結び付いた等価性の発見の事例  演習問題
5章 等価方程式の適用事例
 等価法的式のモットーは“単純明快”  ホチキスと金太郎アメ
 濾過と不良品選別  生体エネルギーと揚水発電
 五重塔と霞ヶ関ビル  演習問題
3 6章 ETフローチャートの適用事例
 ETフローチャートの解説  フロート法板ガラス製造技術の開発
 潜水艦のパッシブソナーの開発  磁石用微細結晶合金の連続鋳造法開発
 新幹線の騒音防止対策  演習問題
7章 観点について
 観点を変えるには  観点を変えると等価性がなくなる
 観点をブレーンストーミングで探す  観点を変えると用途が変わる
 観点を逆にすると  用途に応じて細かく観点を変える(観点の細分化)
 多機能という観点(観点の合体)  演習問題
8章 創造性を高める訓練
 創造性とは  創造力を高める訓練項目
 図形からの発想(これが何に見えるか)  ブレーンストーミング
 ブレーンストーミングの事例  事例研究のもつ意味
 チェックリストによる事例  現状分析から改善案の作成へ
 cε辞典法とは  cε辞典法の事例研究  ETフローチャートへの指向