トヨタ式
「現場リーダーの人づくり」
  I-99



● 受講期間   ● 受講料  
2か月 12,600円

● ねらい  
ものづくりの原点・人づくり哲学をトヨタの考え方から学ぶ!
 現在、わが国産業界ではものづくりの重要性が改めて見直され、ものづくり立国再建に向けての国の施策もさまざまな角度から検討・実施されるようになっています。そして、その根幹に置かれているのは「人材の育成」です。
 本講座では、製造現場のリーダーとして長年にわたって組織を率いてきた著者が、これまでに身につけてきた人材育成の知恵やノウハウを余すところなく伝授します。
 「部下は人前で叱れ」という独自の指導術や、「自分を必要としない職場をつくれ」といった組織づくり方法など、「トヨタ生産方式」の考え方を基盤とし、その後の経験から生み出された著者の人づくり哲学は、ものづくり現場だけでなくさまざまな職場の人材育成に応用できます。
● 学習目標  
「トヨタ生産方式」を実例に、人材育成のための考え方を学びます。
著者の考え方を参考に、自らの「人づくり哲学」を身につけます。
● 教材構成  
・テキスト1冊
・レポート回数:2回

No. 主 な 項 目
1 企業理念とその実現のために
必要とされる人材の役割・人づくりの基本を考える

第1章 ものづくり企業と人材
 1.企業が目指すもの
   ・企業理念  ・企業の活動目標  ・企業の社会的責任
 2.社員に求められているもの
   ・「がんばる」「仕事がしたい」「生きがい」
 3.社員が会社に求めるもの
   ・「存在を知ってほしい」ということ
 4.人材育成のあり方
   ・「子育て」の気持ち
第2章 ものづくり企業の原点
 1.企業がが目指しているもの(「トヨタ」の例)
   ・豊田佐吉翁と自動織器  ・「トヨタ」の歴史
 2.「トヨタ生産方式」のものづくり思想
   ・「トヨタ生産方式」の土台となる哲学  ・「人間性尊重」
   ・諸行無常  ・共存共栄  ・現地現物
 3.「トヨタ」の人材実像
   ・社員に対する約束  ・濃密な人間関係
   ・「派閥なし」だが「人脈あり」
2 「トヨタ生産方式」の中身を検証しながら、
リーダーとしての人づくり哲学を身につける

第3章 人を成長させる「しくみ」
 1.「自働化」に込められた考え方
  ・「自働化」という言葉  ・人間性尊重の自働化
  ・「目的は何か」を常に問うこと
 2.「ジャスト・イン・タイム」に込められた考え方
  ・「ジャスト・イン・タイム」の発祥
  ・「ジャスト・イン・タイム」とは
  ・「在庫低減」も「ジャスト・イン・タイム」
  ・「後補充生産」と「計画生産」
第4章 ものづくり職場の人づくり
 1.「トヨタ」が進める「人づくり」の実際
  ・「自働化」が育てる働く人の誇り  ・人材育成のための「しかけ」
  ・人間関係づくりネットワーク
 2.「トヨタ生産方式」から学ぶ「人づくり」への道
  ・毎日の仕事のなかにある「人づくり」  ・人前で叱れ
  ・少し高めの目標を与えよ  ・自社流の「トヨタ生産方式」