シーケンス制御の基礎
(自動化のしくみ)
  S-38



● 受講期間   ● 受講料  
3か月 15,750円

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● ねらい  
現場保全技術者のためのシーケンス制御基礎講座!!
 生産工場の設備や機械の自動化・省力化・無人化に対し、あらゆる制御技術が適用されています。なかでもシーケンス制御は最も基本的な技術であり、重要な役割を担っています。シーケンス技術の歴史は古く、50年前には実用化が確立され普及してきました。しかし工学的理論の体系化が遅れていて「現場の実学」と言われてます。
 シーケンスの原点は有接点リレーですが、プログラマブルコントローラの普及によりPCプログラムでのシーケンスロジックの学習が不可欠となり、大幅な改訂を行ないました。
 本講座は、工場設備の保全を担当している技術者を対象に、制御のABCからリレー回路を中心にした実際のシーケンス制御の考え方、図面の読み方、保全の基礎知識などを習得できるように構成されています。また、PCによるプログラム事例も紹介しております。
● 学習目標  
シーケンス制御の基本概念が理解できます。
リレーシーケンスの基本的回路が理解でき、簡単な回路が組めるようになります。
● 教材構成  
・テキスト2冊
・レポート回数:3回

No. 主 な 項 目
1 シーケンス制御の概念を学び、制御機器の種類と使い方を理解する
1章 オートメーションとシーケンス制御
 ・制御とは  ・制御の種類  ・シーケンス制御の構成
 ・シーケンス制御の役割  ・シーケンス制御の歴史
2章 制御機器の種類
 ・制御機器の分類  ・論理回路用機器(電磁リレー、タイマ、カウンタ)
 ・指令用機器(操作スイッチ 他)  ・検出用機器 マイクロスイッチ 他
 ・制御操作用機器 モータ駆動基本回路 他
 ・表示・警報用機器 表示灯 他
 ・操作駆動用機器 モータ、電磁クラッチ 他
 ・配線用器具 電線とケーブル、ヒューズ
 ・制御盤(開放型制御盤、閉鎖型制御盤 他)
2 シーケンス論理回路の基礎を理解し、回路図面の表現方法を学習する
3章 シーケンス論理回路(有接点リレー)
 ・反応槽のシーケンス
 ・基本回路(ON回路、OFF回路、切換え回路、AND回路、INHIBIT回路 他)
 ・組合せ論理回路(AND-NOT回路、OR-NOT回路、不一致回路、一致回路 他)
 ・順序制御論理回路  ・インタロック回路  ・運転インタロック
 ・タイマ回路
  オンディレータイマ、オフディレータイマ、パルス発生回路、フリッカ回路 他
 ・簡易油圧プレス装置
4章 プログラマブルコントローラ(PC)
 ・PCの動作原理  ・FAにおけるPC 他
5章 PCのシーケンスプログラム
 ・有接点リレーとの違い  ・入力リレーと出力コイル
 ・リレー回路のプログラム命令  ・パルス(微分)接点回路
 ・タイマ回路  ・カウンタ回路  ・プログラム演習例題
3 6章 シーケンスの表現
 ・表現法の種類  ・フローチャート
 ・タイムチャート  ・シーケンス回路図
7章 シーケンス制御回路
 ・電動機の始動シーケンス制御  ・工作機械のシーケンス制御
 ・簡易エレベータのシーケンス制御  ・移載装置のシーケンス制御
 ・給排水設備のシーケンス制御  ・輸送設備のシーケンス制御 他
8章 シーケンス制御システムの保守・点検
9章 シーケンス制御に関する規格